mutoです。
26年9月18日(金)『踊る大捜査線』の最新作が公開されるらしい。
懐かしい。
それと同時に、「マジかよ」という思いもありました。
テレビドラマとして放送されたのは1997年。
今から約30年前の作品です。
もちろん私は青春ど真ん中の世代なので知っています。
でも、今の20代や30代前半くらいの人からすると、
「踊る大捜査線?何それ?」という感覚じゃないですかね。
放送前は「これは当たる」と思っていなかった
主人公の織田裕二は、もちろん当時のスーパースターでした。
ただ、私の中では『東京ラブストーリー』などのトレンディドラマで一時代を築いた、一世代前のスターという印象でした。
木村拓哉が圧倒的な人気を誇り、福山雅治、反町隆史、竹野内豊ら次の世代が勢いを増していた頃です。
だから、織田裕二主演と聞いても「これは絶対にヒットする」とは正直思いませんでした。
ヒロインの深津絵里も、当時の私はほとんど知りませんでした。
しかも警察ドラマ。

放送開始前から地味な雰囲気があり、正直キラーコンテンツ、という空気ではなかった気がします。
何を隠そう、私はリアルタイムでは見ていません。
当時の現代国語の暑苦しい先生が、「踊る大捜査線はすごい!」
と、これまた暑苦しく熱弁していたことだけは覚えています(笑)。
気付けば、私もどっぷりハマっていた
ところが、ドラマは回を追うごとに口コミで人気が広がっていきました。
気が付けば社会現象。
スペシャルドラマになり、映画化され、シリーズは国民的人気作品へと成長していきました。
実は私が最初に見たのは連続ドラマではなく、2時間スペシャルでした。
そこから再放送で連ドラを見始め、完全にはまりました。
お台場へ遊びに行けば、フジテレビショップでクリアファイルやビニールテープなどのグッズを購入したのも今では良い思い出です。
映画ももちろん見に行きました。
まだシネコンが当たり前ではない時代。
上映開始1時間前には映画館へ行き、劇場のドアの前に座り込んでポップコーンを食べながら待つ。
あれも青春でした。
さらに、主題歌である織田裕二の『Love Somebody』もよく歌いました。
懐かしい。
そして、少し恥ずかしい思い出です。
あの曲、いい曲なんですけど、ご存じの通り歌詞が単調なんですよね。
「正直、早くおわろうや・・・」という皆様の気持ちが痛いほどわかるのです。
歌っている本人がそう思うのですから。(笑)
まぁ、それなら入れるなよ、となるわけですが。(笑)
当時、私のカラオケを聞かされていた皆さま。
今さらですが、お詫び申し上げます(笑)。

『踊る大捜査線』は織田裕二をもう一度スーパースターにした
今振り返ると、この作品は織田裕二を再び時代のど真ん中へ押し上げた作品だったと思います。
もちろん、それ以前から人気俳優でした。
でも『踊る大捜査線』によって、「織田裕二=青島俊作」という代表作を手に入れた。
そんな印象があります。
30年経った今でも、青島刑事の名前が通じる。
それだけでも、この作品の凄さが分かります。
ドラマが人生を変えていた時代
『踊る大捜査線』を見て警察官を志した若者が増えた。
そんな話をよく聞きます。
そう考えると、今50歳前後で現場を支えている刑事さんの中には、
「青島刑事に憧れて警察官になりました」という方も少なくないのでしょう。
もちろん、冷やかしているわけではありません。
30年近く現場で頑張り、私たちの日常を守ってくださっていることには、本当に感謝しかありません。
実は私の友人にも、少しやんちゃだった奴がいました。
高校卒業後、「しばらく遊んだら警察に入るわ。」と言っていました。
今思えば、間違いなく青島刑事の影響でしょう(笑)。
ちなみに、その後どうなったかは知りません。
さらに劇中の青島刑事は青山学院大学卒業という設定。
友人もそこを意識していたのかもしれませんが、仮に警察官になれていたとしても、青島みたいな人生を送れたかどうかは……知らんけど(笑)。
『Beautiful Life』を見て美容師を目指した若者が増えたとも言われています。
ドラマ一本が、人の人生や職業選択にまで影響を与える。
今では少し考えにくいですが、それほど当時のテレビには力がありました。
今の30代には刺さるのだろうか
今回の最新作は、間違いなく私たち世代には刺さるでしょう。
でも、今の30代くらいの人たちはどう感じるのでしょうか。
少し前に『あぶない刑事』が久しぶりに映画になりました。
私はリアルタイム世代ではないので、正直冷ややかな目でニュースを見ていました。
もちろん映画館にもいかない。
作品が悪いのではありません。
単純に思い入れがなかっただけです。

きっと今の30代にとっての『踊る大捜査線』も、そんな距離感なのかもしれません。
だからこそ、若い世代にこの作品がどう映るのか、少し気になっています。
レジェンドには敬意を。でも、それだけではいけない
ドラマが人の人生を変え、職業選択にまで影響を与え、
映画館へ人を呼び、30年経った今でも最新作が公開される。
そんな作品は、日本のテレビドラマ史を振り返ってもそう多くありません。
『踊る大捜査線』は間違いなくレジェンドです。
だからこそ、少しだけ気になることもあります。
30年前のブランドが、いまだに日本エンタメ界の切り札になっている。
もちろん、レジェンドに敬意を払うことは大切です。
でも、そのレジェンドを何十年もこすり続けるだけでは、新しい時代は作れません。
『踊る大捜査線』が悪いのではありません。
問題は、その30年後に『踊る大捜査線』と肩を並べるような、
新しいモンスタータイトルを生み出せていないことです。
30年後の若い世代が、
「あの作品を見て人生が変わった。」
そう語るようなドラマが、また日本から生まれてほしい。
そんな作品が出てきて初めて、
『踊る大捜査線』も本当の意味で次の世代へバトンを渡せるのだと思います。
……とは言いながら、公開されたらたぶん見に行くんですけどね(笑)。
今日のところは、以上!


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