mutoです。
中東情勢の悪化によるナフサ不足の影響によりポテトチップスの袋が白黒になってしばらく経ちました。
初めは確かに「ギョッ」っとしましたが、正直今では慣れました(笑)

今となっては「別にこのまま白黒でもよくない?」と思います。
ポテトチップスは、もう十分に有名な商品だと思う
例えばカルビーのポテトチップスを知らない日本人は、ほとんどいないでしょう。
新商品ならパッケージは重要な広告媒体です。しかし何十年も売れ続けているロングセラー商品であれば話は別です。
商品名も味も既に認知されている以上、白黒パッケージになったところで消費者が大きく困るとは思えません。
少なくとも私は、ポテトチップスを買うときに袋の色で選んでいるわけではありません。
だったら少しは安くなるのだろうか
白黒パッケージを見慣れてきて、一つだけ素朴な疑問が湧いてきました。
白黒になること自体は構いません。
ただ、それによってコストが下がるのであれば、その分はどこへ行くのでしょうか。
企業は値上げをするとき、「原材料価格高騰のため」「物流費上昇のため」「資材価格高騰のため」という説明をします。
つまり原価が上がれば、その分を価格に反映するという理屈です。それは理解できます。
でも、だったら逆もまた然りではないでしょうか。
白黒パッケージにしてコストを削減するのであれば、その分は価格にも反映されないとおかしくないでしょう。
消費者からすれば、「コストが上がったら値上げ、コストが下がったらそのまま」では、ちょっと都合が良すぎるようにも見えます。
値上げするときは散々コストの話をするのだから、下がったときにも同じ理屈を使ってほしい。
大幅な原価低減になっているとは思いません。ただ、カラー印刷をやめることで何らかのコストが削減されているのであれば、極端な話、1円でも安くならなければ理屈として少し変ではないでしょうか。
そうすると、おそらくメーカー側はこう反論するでしょう。
「白黒に切り替えたところで、お客様に還元できるほどの原価低減にはなりません」
なるほど。
でも、そうだとするならば、今度は別の疑問が出てきます。
それほど商品の価値にも価格にも影響しないのであれば、ナフサ不足が解消された後も、無理にお金を掛けてカラーに戻さなくてもいいんじゃないの?
本当に必要なコストだったのだろうか
今回のように白黒パッケージへ変更しても消費者が特に困らないのであれば、これまで当たり前に掛けていたコストの中には、実は無駄なものがいっぱいあった、ということになります。
もちろんパッケージには役割があります。
ブランドイメージを伝える役目もありますし、店頭で目立つための工夫もあるでしょう。
それでも今回の件は、「当たり前」だと思っていたものを見直す機会になりそうです。
コロナ禍で出張や会議のあり方が変わったように、非常時というのは、それまで疑われなかった慣習を見直すきっかけになるものです。
ただし、スーパーの棚が全部白黒になるのは嫌だ
ここまで書いておいて何ですが、一つだけ問題があります。
ロングセラー商品のパッケージが全部白黒になったスーパーを想像すると、ちょっと嫌なのです。
コカ・コーラ、カップヌードル、チキンラーメン、ポテトチップスもすべて白黒。

理屈だけで言えば何も困りません。
しかし、その光景を想像すると何だか落ち着かない。
というより、少し怖い。
食品売場というより、ホラー映画や終末世界を描いたSF映画のセットです。

人間とは勝手なもので、袋なんてどうでもいいと言いながら、いつもの色が並んでいる景色には安心感を覚えているのでしょう。
結局、私たちは何に価値を感じているのだろう
今回のニュースは、単なる資材不足の話ではなく、商品の価値について考えるきっかけを与えてくれました。
私たちは本当に中身だけを買っているのか。
それとも、見慣れたデザインや色を含めた「いつもの商品」を買っているのか。
ナフサ不足が解消された後、各メーカーが再びカラー印刷へ戻るのか、それとも「意外と白黒でも問題なかったね」となるのか。
私は少し意地悪な消費者として、その結末を楽しみに見守りたいと思います。
ただ、もし本当に白黒で問題がなかったのであれば、そのときは一つだけ言わせてください。
だったら、ちょっとぐらい安くしてもよくないですか?
↓さんざん文句言ってきましたが、それでもポテトチップスが美味しいことは間違いない(笑)
今日のところは、以上!


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