mutoです。
平成初期、日本中が“オカルト”という言葉にざわめいていた時代がありました。
その中心にいたのが――冝保愛子。

Mr.マリックや織田無道のようにショーアップされた雰囲気はなく、
どこにでもいそうな普通のおばちゃん。
だからこそ、彼女の語る心霊話はリアルで、怖かった。
当時、子どもながらに「この人だけはマジだ」と思っていました。
理由はよくわからない。ただ、あのたたずまいと“冝保”という聞いたことのない名字。
40年以上生きてきて、冝保愛子さん以外に冝保さんを知りません。
それくらい、唯一無二の存在でした。
あの時代、テレビにはたくさんの霊能者が登場していましたが、
どこか胡散臭い、怖いというより怪しい人が多かった。
でも、冝保愛子さんだけは違った。
なぜか信じたくなる不思議な説得力があった。
ちなみに、とんねるずだけは例外で、「宜保タカ子」としていじり倒してましたけどね(笑)

午後の「あなたの知らない世界」とサブいぼの記憶
夏休みの午後、「あなたの知らない世界」を観た小学生は多かったでしょう。

あれを観た当時の小学生、全員サブいぼ立ってましたよね(笑)
平成初期の夏は、今ほど気温も高くなかったけれど、
あの番組だけは確実に体感温度を下げてくれました。
90年代前半の「オカルトバブル」
心霊写真だけで2時間の特番。
“心霊スポット特集”に“霊能者対決”。
今思えば、あれはまさに「オカルトバブル」でした。
のちにデジカメが登場し、「心霊写真」というジャンルそのものが崩壊。
テクノロジーは、霊の居場所すら奪ってしまったのです(笑)
闇が消えた時代に生きる子どもたちへ
最近ふと思うのです。
自分の子どもたちにも、あの“ゾクッとする夜の感覚”を味わわせてあげたいと。
でも、今の街には闇がない。
LEDライトが煌々と照り、トイレは明るくて清潔、
ウォシュレット付きの“癒し空間”です(笑)

昭和・平成初期の「肝試し」文化は、もはや成立しないのかもしれません。
冝保愛子は“良い時代”に生まれた
そんな時代背景を思えば、冝保愛子さんはまさに「良い時代」に生まれた人。
彼女が語る“見えない世界”は、まだ信じられていた。
そして、テレビが“怖さ”をエンタメとして成立させられた最後の時代でもありました。
当時、あの心霊特番を作っていたテレビマンたちは、
どんな思いであの番組を作っていたのでしょうか。
「本気で信じていた」のか、「視聴率のため」だったのか。
そして今、あの時代をどう振り返っているのでしょう。

残念ながら、私にはそういう知り合いはいませんが、
もし今お話を聞けるなら、ぜひ本音を聞いてみたいものです。
今日のところは、以上!
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