mutoです。
2000年代前半。
音楽の聴き方が、一気に変わった時代があった。
MDからデジタルへ。
そして、その中心にいたのは間違いなくiPodだった。

だが、その裏で確かに存在していた“もう一つの選択肢”がある。
それが、iriver H10だ。

iriver H10とは何だったのか
iriver H10は、韓国メーカーiRiverが2004年に発売したポータブルMP3プレイヤーだ。
当時はiPodが市場を席巻していたが、
その対抗馬として一定の存在感を放っていたモデルである。
■基本情報
- 発売年:2004年
- 容量:5GB/6GB
- 記録媒体:HDD
- 対応形式:MP3、WMAなど
- カラー液晶搭載
- FMラジオ・ボイスレコーダー機能あり
■特徴
・タッチセンサーによる操作
・カラー液晶による視認性
・音質の良さに定評あり
販売台数や明確な終売時期ははっきりしないが、
2000年代後半には市場から姿を消していった。
なぜ私はiriverを選んだのか
理由は単純だ。
「2番手を応援したくなる性格」だったから。
巨人より阪神。
ビックリマンよりガムラツイスト。
JALよりANA。
王道ではなく、少し外した選択に価値を感じる。
だから、自然とiPodではなくiriverを選んだ。
2004年の春。
ヨドバシカメラで購入したのを覚えている。
初めて知った「音の違い」
最初に聴いたのはマイケルジャクソンのベストアルバム Number Ones。
一曲目の「今夜はドント・ストップ」。
あのシャウトが、本当にリアルに耳から鼓膜へ、そのまま脳天に突き抜けてきた。
大げさでもなんでもなく、
「うわ、すごいな」と思ったのを今でもはっきり覚えている。
iriverがあった、あの頃の話
新入社員時代。
誰しもそうだと思うが、私ももれなく会社でボコボコにやられていた。
仕事はできないし、普通に怒られる。
「怒られるうちが花だよ」なんてよく言われるが、あれは嘘だと思っている(笑)
当時もそう思っていたし、
今、会社でいわゆる“老害側”に片足を突っ込みかけている年齢になっても、やっぱりそう思う。
まぁ、怒られていた理由も今ならわかるのだが(笑)
それでも、なんとかやれていた理由
そんな帰り道。
寒風吹き荒ぶ駅のホームで、
耳に突っ込んでいたのがiriverだった。
当時はまだ優先イヤフォンでしたね。
よく聞いていたのは、JUDY AND MARYやポルノグラフィティといった王道のJ-POP。
べたべたなJ-POPを聞くことでたぶん自分を保っていたのだと思う。
あの時間がなければ、どうなっていたかは正直わからない。
生活から消えたポータブルプレイヤー
その後、地方に転勤になった。
通勤は徒歩かチャリンコ。
業務では車に乗るので、ラジオを流すようになった。
そうなると、ポータブルミュージックプレイヤーは自然と生活から遠のいた。
そして再び電車通勤へ
それから数年後、再び電車通勤に戻った。
このとき手にしていたのは、iriverではなく、iPhoneだった。
音楽を聴くために、わざわざ専用の機械を持つ必要はなくなっていた。
便利になった、というだけの話だ。
iriverは、なぜ消えたのか
今思えば、iriverは音楽を聴くためだけのガジェットだった。
だからこそ優れていたし、
同時に、淘汰されるのも必然だったのだと思う。
それでも、あの時は確かに最先端だった
今となっては、ただの古いガジェットかもしれない。
でも。
間違いなく、あの時は最新で、最高のガジェットだった。
最後に
でも、あの時代、
最先端のガジェットとして私はiPodではなくiriverを選んだ。
正解かどうかはどうでもいい。
ただ、自分で選んだという事実だけが残っている。
敢えてiriverを選んだあの選択。
今でも、私らしいなと思っている。
良いとか悪いとかではない。
そういう選択の積み重ねがあって、今こうしてブログを書いている自分がいるのだ。
今日のところは、以上!




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