40代後半の私が、堀口恭司の敗戦を引きずる理由――「○○ロス」を初めて理解した日

サラリーマンの独り言

mutoです。

私は少し前まで、「○○ロス」という言葉をあまり信じていませんでした。

好きな芸能人が結婚したり、応援していたアイドルが卒業したりして落ち込む人を見ても、「そこまで気持ちが入るものなのだろうか」と、どこか他人事のように考えていたのです。

いくら好きだとはいえ、厳密には自分とは関係のない出来事です。

ところが最近、「ああ、こういうことか」と実感する出来事がありました。

きっかけは、6月21日にUFCで行われた堀口恭司VSマネル・ケイプ戦です。

UFCでの堀口恭司の敗戦が想像以上にショックだった

結果は、3ラウンドKOによる堀口恭司の敗北でした。

正直なところ、私はかなり引きずっています。

少し前には平良達郎がジョシュア・ヴァンに敗れ、日本人ファンとしては大きなショックを受けました。

それでも、私の中には希望が残っていました。

「まだ堀口がいる」

そう思っていたからです。

修斗時代から堀口を見てきた格闘技ファンにとって、彼は特別な存在です。

国内を無双していた修斗時代。

VTJでの石渡伸太郎との国内トップ対決。

UFCでの連勝とタイトルマッチ挑戦。そして最終ラウンドでの一本負け。

RIZIN凱旋。無双時代。

朝倉海にまさかの敗戦。そこからの復帰。

そしてUFC再挑戦。

ドラマチックすぎるそのキャリアに、多くのファンが夢を重ねていました。

堀口だったら、日本人未到達であるUFC王者になってくれる。

私は本気でそう思っていました。

マネル・ケイプ戦は本当に惜しい試合だった

試合内容を振り返ると、決して完敗ではありませんでした。

私には、1ラウンドと2ラウンドは堀口が取っていたように見えました。

打撃の距離感も悪くありませんでしたし、組みの展開でも十分に勝負になっていました。

「これはいけるかもしれない」

そう思っていたファンも多かったはずです。

しかし、総合格闘技は一瞬で流れが変わるスポーツです。

3ラウンド、マネル・ケイプの一撃によって試合は決着しました。

コンタクトスポーツである以上、こうした結末は避けられません。

頭では理解しているのですが、感情がなかなか追いつきません。

UFC王座への道のりは一気に険しくなった

今回の敗戦で、堀口のUFC王座挑戦はかなり厳しくなったと言わざるを得ません。

何より大きいのは、35歳という年齢です。

軽量級は特にスピードと反応が重視される階級であり、UFCは年齢に非常にシビアな世界でもあります。

現在の王者はジョシュア・ヴァン。

そして、堀口の同門であり前王者でもあるパントージャも復帰してきます。

総合格闘技では、基本的に同門対決は避けられます。

仮にパントージャが再び王座を奪還した場合、堀口のタイトル挑戦は極めて難しくなるでしょう。

もちろん、現王者のジョシュア・ヴァンへの挑戦ルートが完全になくなったわけではありません。

しかし、今回の敗戦でランキングが落ちるのは避けられません。

タイトルマッチまでには、最低でもあと2〜3戦は必要になるはずです。

冷静に考えると、最短でも2年。

その頃、堀口は37歳になっています。

40歳近い選手にタイトルマッチが組まれるケースは決して多くありません。

本当に、土俵際まで追い込まれた印象です。

45歳になった私が、堀口恭司を応援したくなる理由

考えてみれば、私と堀口恭司は同じ時間を生きてきました。

もちろん、世界最高峰の格闘家と一会社員を比べることなどできません。

ただ、お互いに年齢を重ね、キャリアの終盤を意識し始める時期に差しかかっているのは事実です。

35歳の堀口は、競技者として決して若くありません。

一方の私は、会社の中で新しい挑戦を次々と仕掛けるというより、少しずつキャリアの仕上げを見据える年齢になってきました。

転職や独立、新しい世界への挑戦よりも、今あるものを守り、無難に着地することを考える。

正直、私は少しずつ守りに入っています。

そんな中で、堀口は今なお世界最高峰のUFCという舞台に挑み続けています。

ランキング、年齢、同門問題――。

冷静に考えれば、かなり厳しい状況です。

残酷ですが、もしかすると無理ゲーなのかもしれません。

それでも、彼は挑戦をやめません。

だから私は、堀口を応援したいのです。

おそらく、自分にはできなかったことだから。

若い頃ならともかく、この年齢になって、失うものを抱えながら世界最高峰に挑み続ける。

その覚悟がどれほどのものなのか、今の私には少し分かる気がします。

だから私は、最後まで堀口恭司を見届けたい

結果がどうなろうと、私は最後まで堀口恭司を見届けたいと思っています。

ランキング、年齢、同門問題――。

冷静に考えれば、状況はかなり厳しい。残酷ですが、もしかすると無理ゲーなのかもしれません。

それでも、限界に抗い続けるその姿を、私は最後まで見届けたい。そして、その背中をしっかりと目に焼き付けたいのです。

好きな選手が負けたから悲しいのではありません。

その選手に、自分ではできなかった挑戦や、届かなかった夢を重ねていたから、苦しいのです。

少し前まで、私は「○○ロス」という言葉を信じていませんでした。

でも今なら分かります。

ああ、これが○○ロスなのだと。

頑張れ、堀口恭司。

私のロスを払拭してくれ!

修斗時代からあなたを見てきた格闘オタたちは、まだ夢を諦めていません。

今日のところは、以上!

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