mutoです。
社会人になる前は「出世は実力次第」だと思っていました。
実際、私は若い頃に出世の教科書としてに漫画『島耕作』を読み(笑)、
運と女性の力で駆け上がる姿に憧れたものです。(笑再)
しかし社会人になって20年。
痛感しました──あれは完全にフィクションだと。

冗談はさておき、現実はもっと地味で、面白くもなんともないけれど、ある意味残酷です。
若手のみなさん、ベテランの方ならきっと「そうそう」とうなずくであろう事実をお教えしましょう。
それは……
サラリーマンの出世は、実力よりも“雰囲気”で決まるということです。
学歴や仕事の出来よりも「一緒に働きたいか」
入社してしまえば、学歴はほとんど関係ありません。
もちろん学閥バリバリの会社では影響があるかもしれませんが、そんな内輪主義の会社は早めに転職した方がいい。成長しませんから。

また、仕事ができる・できないという差は確かにありますが、大企業ではクオリティに極端な差は出にくいのが現実です。
明確な差が出るとしたら、それは組織として未熟な会社である証拠。
だからこそ、大きな会社では「能力」よりも**“この人と一緒に働きたい”と思わせる雰囲気**が昇進の鍵になるのです。
出世する人・しない人の違い
私はこれまで、仕事はできるのにいつもつんけんしていて昇進できなかった人を何人も見てきました。

逆に、そこまで優秀ではなくても、人間関係がソフトで周囲から可愛がられ、昇進した人も同じくらい見てきました。

昇進の検討テーブルに名前が載ることは誰にでもあります。
しかし、最終的にその椅子に座れるのは──
「こいつと仕事したい」
「こいつなら不要な人間関係のトラブルは起こさないだろう」
と上からも下からも思われる人です。
まぁ、私が決めたことはないのですが(笑)。
「雰囲気が良い人」の条件
- 愛想がいい
- 清潔感がある
- 笑顔が多い
- 声がはっきりしている
- 空気を壊さない
言い換えるなら、「一緒に仕事をしたい人」です。
逆に、雰囲気が悪い人は──文句ばかり言う、ぼそぼそ話す、仲間内で愚痴ばかり。
これでは「一緒に仕事をしたくない人」に分類されてしまいます。
管理職の立場から見ても…
私もチームを率いる立場ですが、一番気を遣うのはチームの空気です。
いま流行りの「心理的安全性」にも通じますが、多少仕事が雑でも雰囲気を良くする人の方が、仕事はできても空気を悪くする人より何倍もありがたい。
まとめ──昇進の最終トリガーは人間関係
「島耕作」には描かれないサラリーマン社会のリアル。
出世の鍵は、実力よりも雰囲気と人間関係です。
若手の方は「そんなもの?」と思うかもしれません。
でも40代以上なら「そうそう」とうなずくはずです。
日々の態度と人間関係の積み重ねこそが、昇進の最後の一押しになる──
これは20年間で何度も見てきた事実です。
今日のところは、以上!
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