mutoです。
2024年の東京都知事選。
石丸伸二さんは165万票を集め、惜しくも第2位という結果でした。
確かに勝利には届きませんでしたが、私はあの瞬間に「日本の政治に明るい兆しが見えた」と感じました。
きっと同じ感想を抱いた人は多かったと思います。
それだけに──その後の展開には、正直がっかりしました。
- 都議選 → 擁立候補が全員落選
- 参院選 → 全敗
- そして今回の「再生の道」代表退任
あの盛り上がりは一体なんだったのか?
そう感じた人は少なくないでしょう。
石丸伸二の功績──政治を変えた瞬間は確かにあった
石丸さんが残した功績は間違いなく大きいです。
- 政治に「透明性」を持ち込んだこと
- 理不尽なマスコミや“老害”に毅然と立ち向かったこと
- その姿に触れ、政治に関心を持つ人が増えたこと
これらは確実に日本政治に影響を与えました。
しかし皮肉なことに、その結果フィーチャーされたのはマスコミとのしょうもないやり取り。

功績であるはずの透明化が「論破芸」として消費され、逆に政治家としての資質を疑われることになったのです。
まさに策士、策に溺れる結果でした。
「犬に本気で怒らない」のと同じ話
退任会見でもM記者とやり合う場面が注目されました。
もちろん一時的な痛快さはあります。けれど、それ以上でも以下でもない。
犬が吠えているからといって、人間が本気で怒る必要はありません。
それと同じで、しょうもないマスコミ相手にがっぷり四つで組む必要はなかったはずです。
一段上からスパッと切り捨てるほうが、むしろ政治家としての器を示せたのではないでしょうか。
なぜ都知事選2位から失速したのか?
石丸さんは「退任は既定路線」と語りました。
しかし、都知事選であれだけの票を得た直後に退くのは、やはり「まだ早すぎる」「逃げに見える」と多くの人が感じたはずです。
理由は明白です。
- 大きなビジョンを示せなかった
- あったとしても、それを国民に伝えきれなかった
- 「透明化」や「マスコミ批判」という入口にとどまってしまった
つまり、国政級リーダーに成長するための“次のステージ”を描けなかったのです。
「スーツを着たひろゆき」で終わるな
このままでは「論破が得意な元政治家のコメンテーター」
──要するにタレント化の道を歩んでしまいます。
石丸さん、「スーツを着たひろゆき」になりたかったわけじゃないですよね?

あなたを指示した人だって、そんな姿を期待して票を投じたわけではありません。
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負けを財産にできるか──ここからが本当の政治家
都知事選での165万票は事実です。
都議選・参院選での全敗も、代表退任も、「負け」として残ります。
ただ、本当の政治家になるのはここからです。
勝っているときに支持を集めるのは容易い。真価が問われるのは、負けをどう財産に変えるかです。
「逃げ」で終わるのか、「再起のスタート」に変えるのか。
それを決められるのは石丸さん自身です。
石丸伸二さんへ──次の挑戦を待っています
私は安芸高田市民でも都民でもない、ただの第三者です。
それでも、石丸伸二さんには再び政治の舞台に挑んでほしい。
政治の透明化を成し遂げ、多くの人に政治の理不尽さと可能性を可視化した功績は揺るぎません。
だからこそ、がっかりもした。
でもだからこそ、まだ期待もしている。
石丸さん、あなたの舞台はまだ終わっていません。
次の挑戦を心から待っています。
今日のところは、以上!
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