mutoです。
キック団体INNOVATIONの選手が減量での体調不良の結果
無くなったという悲しいニュースが流れてきました。

減量がらみの死亡事故は、私が知る限りこれで2件目。
かれこれ20年以上格闘技を追いかけてきた格オタの私ですが、
先日の穴口選手に引き続き2日連続でこのような記事をアップするのは、本当に悲しいです。
まぁ、穴口選手の事故は減量とは関係ないのですが・・・・。
水抜き減量とは何か、なぜ危険か
最近の格闘技界で横行しているのが「水抜き減量」です。
試合直前にサウナや長時間の有酸素運動で体内の水分を極端に落とし、短期間で計量をパスする手法です。
しかし、これは一時的に体重を減らす代わりに、
- 脱水症状
- 脳や臓器の機能低下
- 心臓への過負荷
といった重大リスクを伴います。最悪の場合、死に至ることもあります。
海外では既に規制が進む
海外ではこの危険性を重く見て、対策が取られています。
- イギリスのプロボクシング:サウナ利用を禁止
- ONE Championship:ハイドレーションテストを導入し、水抜きを事実上禁止


ONEの場合、このルール導入によって計量失敗やキャッチウェイトでの試合、マッチメイク変更といったトラブルが続出しています。プロモーション的には痛手でしょうが、何よりも優先すべきは選手の安全性です。
ONEはギャラや契約面で悪評が立つこともありますが、「命を守るための制度を本気で導入した」という点では、私は非常に高く評価しています。
お金も名誉も確かに大事です。
しかし、一番大事なのは命です。
日本最大のプロモーションであるRIZINでも起こり得る
現状、日本で最も注目度の高いプロモーション、RIZINのトップファイターたちも、YouTubeで水抜き減量の様子を公開しています。
ファンから見れば貴重な舞台裏映像ですが、「水抜きは当たり前」という空気を広めてしまっているのも事実。
このままではRIZINでも重大な事故が起こる可能性は否定できません。
今すぐできる対策
- ハイドレーションテストの導入
- サウナや極端な発汗を伴う減量方法の禁止
- 減量期間・方法のルール明確化
- 医師立ち会いによる健康チェックの義務化
これらは海外で実績のある対策で、日本でも導入可能です。
プロモーターが主導してルール化することで、選手の命を守ることができます。
選手が命を懸けるべきはリングの上だけ。
水抜き減量という危険な慣習を放置してはいけません。
業界全体での本格的な対策が、今まさに必要です。
今日のところは、以上!
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