2025年10月3日。
高崎音楽祭のステージで、orange pekoe（オレンジペコー） が「活動満了」を発表しました。
つまり、ユニットとしての活動を締めくくるということ。
“解散”とは少し違うけれど、長く聴き続けてきたファンとしては、やっぱり寂しいですね。
そして同時に、12月3日にオールタイムベスト盤『orange pekoe All Time Best 2001-2025 春夏秋冬、日々詠歌』 が発売されることも発表されました。
新曲が2曲入っているとのこと。
もちろん、私は即予約します。
これも間違いなく、我が家の家宝になる一枚です。
ファンとしてできる最後の恩返しがあるとすれば、それはきっとこの一枚を買うこと。
もう完全に“推し活”ですね（笑）。
ラジオで流れた “Happy Valley” がすべての始まり
今から約25年前。
深夜のラジオから流れてきた「Happy Valley」に衝撃を受けました。
翌日、大学生協で『Organic Plastic Music』を買ったのを、今でも鮮明に覚えています。
当時、私は音楽にほとんどお金をかけていませんでした。
そんな私が、たった一度のラジオ放送でアルバムを即購入した。
それだけでも、どれほどあの曲に惹かれたか伝わるでしょう。
ジャケットはカンバラクニエさんのイラスト。
あの淡くて、少し幻想的な世界観が音とぴったり合っていて、本当に名盤です。
ちなみに、結婚式の入場曲も “Happy Valley” にしました。
オレペコのライブ、あの空気を今でも覚えている
昔、一度だけライブにも行きました。たしかNHKホール。
ナガシマトモコさんがステージを走りながら歌っていて、その姿がすごく楽しそうだった。
観客も大人が多く、落ち着いた雰囲気。
私は座って聴いていたのですが、一緒に行った友人に「立ってノリノリでいこうよ！」と誘われて、
でも空気を読んで断った記憶があります（笑）。
…今思えば、ちょっともったいなかったかもしれませんね。
あのとき一緒に行った人にも、オレペコの二人にも、謝りたい気分です（笑）。
私の中での“ライバル”はEGO-WRAPPIN’だった
同世代で、二人組で、音楽性もどこか近い。
だから私の中で、オレペコのライバルは EGO-WRAPPIN’（エゴラッピン） なんですよ。
音の方向性で言うなら──
- オレペコ：眩いばかりのベビーフェイス
- エゴラッピン：味のあるヒール
そんなイメージです。
実際、エゴラッピンのライブにも行きました。
これも本当に良かった。
ライブで聴く音って、CDとはまるで別物なんですよね。
その瞬間の空気や感情が全部音に溶けていて、「これが本物の音楽だ」と思いました。
orange pekoe、ありがとう
オレペコはテレビにはほとんど出ませんでした。
でも、音楽だけで勝負していた。
その潔さと美しさが、何より好きでした。
同世代として、「一芸で食べていく」お二人を見て羨ましくもあり、
同時に「自分はここまでいけない」と痛感したこともありました。
それでも、あなたたちの音楽があったから、人生のいろんな場面が少し鮮やかに見えた気がします。
お疲れさまでした。
あなた方のCDは、これからも我が家の家宝です。
そして最後にもう一度──ありがとう。
これからの予定とリリース情報（公式発表より）
orange pekoe は“活動満了”を宣言しましたが、最後まで丁寧に幕を下ろします。
- 2026年にラストライブを予定
- 12月3日にオールタイムベスト盤『orange pekoe All Time Best 2001-2025 春夏秋冬、日々詠歌』をリリース（新曲2曲入り）
- メンバーのナガシマトモコさん、藤本一馬さんは今後も音楽活動を継続予定
（出典： 110107.com、Sony Music公式サイト、ORICON NEWS）
これからも、音楽とともに
たった一曲が人生の思い出になることがあります。
私にとってのそれが、orange pekoe の “Happy Valley” でした。
もしこの記事を読んで「懐かしい」と感じた人がいたら、
ぜひもう一度、あの曲を聴いてみてください。
今のあなたの人生にも、また違う響き方をしてくれるはずです。
今日のところは、以上！
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