mutoです。
自分が実際に読んでよかった書籍を紹介する新シリーズ。
第2回目は「豊田章男」
まさかまさかの2作品続けての人物ルポ。
そして第1回目のが「村西とおる氏」で2回目が「豊田章男氏」(笑)
決して狙っているわけではありませんので、悪しからず。
生きているフィールドは違えども、どちらも本当にエネルギッシュで魅力的な人物。
両作品ともに結構な大作なのですが、一気に読み込ませる著者の熱意がビンビンと伝わってきます。
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あらすじ、というかざっくりとした内容
「モノづくり大国日本」を代表する企業であり、世界トップクラスの自動車生産台数を誇るトヨタ自動車現社長、豊田章男氏。
肩書だけ見ると誰しもがうらやむような恵まれたものであることは事実だが、その両肩にのしかかる責任とプレッシャーはおよそ常人では計り知れないほど大きい。
グループ企業で約37万人の従業員を抱えるだけではなく、世界経済の屋台骨を支える産業のトップなのだから。
「豊田」の名のもとに生まれた一人の男が、いかにして自分の運命を受け入れ、今まで生きてきたのか。そしてこれからの未来を描いていくのか。
豊田章男氏の半生だけではなく、世界の自動車産業の歴史と現状・未来が描かれた一冊です。
感想
率直に「この方の人生を生きるのは嫌だ」と思いました(笑)
というか、絶対に生きられない!(笑)
一人の人間がとして、これだけ大きな責任とプレッシャーを背負えるものなのか!
勿論、行政のトップの方々や、プロスポーツのトップ、オリンピアンの方々でも大きなプレッシャーはあると思うのですが、豊田章男氏の場合はそこにオーナー企業の跡取りとして生まれている、という事実が加わります。
最終的には自分の意志でトヨタに入社されたらしいのですが、まぁ、おそらくは自分の意志に本当に大きな影響をもたらした周囲の圧力があったことでしょう。
入社後も創業者一族であるがゆえに、社内外から常に様々な視線を向けられます。
この本では到底表現できないような誹謗中傷もきっと多かったと思います。
アメリカリコール問題、サブプライム金融危機、東日本大震災・・・。
超ド級の荒波にもまれながらも、必死にトヨタという巨大戦艦を率いてきた「豊田章男氏」の強力な人間力には誰しも強烈に惹かれること間違いなしです。
本当にド迫力の一冊。
おすすめです!
ちなみに、私、この一冊は例のごとくaudiobookを使って耳で読書しました。
おかげで毎週末のランニングが本当に有意義な時間になりました。
audiobookの紹介はこちらから。
今日のところは、以上!
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