『国宝』とは?映画の基本情報
2025年公開の映画『国宝』は、直木賞作家・吉田修一の同名小説を原作にした大作です。

主演は 吉沢亮、共演に 横浜流星、さらに父親役に 渡辺謙 という豪華キャスト。
題材は歌舞伎という伝統芸能でありながら、公開直後から口コミで火がつき、社会現象級の大ヒットを記録しています。
『国宝』のざっくりあらすじ
幼い頃、とある事情から名門歌舞伎一家に引き取られた少年。
彼は一家の跡取り息子と共に舞台に立ち、互いに支え合い、時に激しくぶつかりながら修業を重ねていきます。
胸に抱くのはただ一つ──「日本一の役者になりたい」という強い願い。
その夢を追う中で、彼は友情と確執、芸の伝統を継ぐ者としての重圧に直面していきます。
そして作品全体を貫くテーマは、一芸を極めることのむずかしさと、その過程で失うもの。
「修羅の道とはこういうことか」と思わせるような厳しさを、主人公の人生を通じて丁寧に描いています。
見ながらふと感じたのは、これは歌舞伎だけの話ではないということ。
プロのスポーツ選手、作家、ミュージシャン……表舞台で成功している人ほど華やかに見えますが、実際にはこうした過酷な世界を生き抜いているのでしょう。
私のようなお気楽サラリーマンとは、まさに対極にある人生です(笑)。
興行収入で見る『国宝』の大ヒットぶり
- 公開77日間で 興行収入110億円超(実写邦画歴代2位)
- 公開94日間で 133億円超・観客動員946万人
- 公開110日間で 150億円突破・観客動員1,066万人
歌舞伎という一見“ニッチ”なテーマで、ここまでロングヒットを記録したのは異例。
実写邦画で100億円を超えたのは22年ぶりで、映画史的にも特筆すべき成功です。
映画を観た感想──賛否両論、そして「まぁまぁ」
制作陣の熱量は確かに伝わる
映像美や舞台演出の迫力は見どころ。監督やスタッフの本気度がスクリーンから伝わります。
実際、Moviewalker のレビューでは「映像美しい。役者さんすごい。大きなスクリーンで観てほしい映画」との声が挙がっていました。
また、Filmarks では「歌舞伎の世界に引き込まれた3時間。名前を背負う怖さや血筋の繋がらない複雑さが人間らしかった」と高評価も目立ちます。
一方で「長尺すぎて中だるみした」「原作の濃密さに比べると物足りない」といった意見もあり、SNSでは熱狂的な賛辞と冷静な指摘が入り混じる状況でした。
客席の熱気と観客層
ちなみに、私が観に行ったのは今更の平日昼間。仕事を少し早引きして映画館に駆け込んだのですが、なんと客席は7割ほど埋まっていました。
「おそるべし、国宝……」というのが正直な感想です。
私の行った回は比較的年齢層が高めでしたが、きっと週末や夜の部には若い観客も多いのでしょう。
やはり 吉沢亮や横浜流星といったイケメン俳優の集客力は侮れません。

イケメンパワーってすげぇ……と感じました。
吉沢亮と横浜流星、そして渡辺謙──キャスティングの力
主演の 吉沢亮 は圧倒的な存在感で、「まさに国宝級」と絶賛する声が多くありました。
共演の 横浜流星 も高評価ですが、二人が並ぶと「吉沢亮の美しさが残酷なほど際立ってしまう」という意見も。
さらに父親役の 渡辺謙 については、「スクリーンの空気を一変させる迫力がある」とのレビューも見られました。
実際、eiga.com には「ルックスを凌駕する演技力」「息をするのも忘れる圧倒的な存在感」といった感想が並び、キャスティングの妙が評価されています。
やはり『国宝』は、吉沢亮・横浜流星・渡辺謙という布陣あってこその完成度。
キャスティングそのものが映画の魅力を底上げしていると言えるでしょう。
それでも「まぁまぁ」と感じた理由
こうした口コミを総合すると、本作は賛否両論が渦巻く映画です。
役者や映像美への絶賛がある一方、長さやテンポ、原作との比較で厳しい意見も少なくありません。
そして何より、自分自身も原作やレビューで期待を膨らませすぎたため、正直「まぁまぁ」という感想に落ち着いてしまったのは少し残念な部分でもありました(笑)。
『国宝』が与えてくれた副産物──歌舞伎への興味
一番の収穫は「歌舞伎を一度観てみたい」と思ったこと。
学生時代、京都の歌舞伎座の前を何度も通っていたのに一度も入らなかった自分にとって、今回の映画は“歌舞伎入門の扉”になりました。
そういう人、多いと思います。
まさに立体的マーケティング・・・・。
配信を待つのもいいけれど、映画館で観たい一本
昨今はNetflixやAmazonプライムなどで数か月もすれば配信されるのが当たり前。
ただし『国宝』は 映画館のスクリーンと音響を前提に作られた作品。
やはり劇場で観ることをおすすめします。
舞台美術の迫力や役者の息遣いは、自宅の画面では味わえない“違い”があると感じました。
今日のところは、以上!
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