mutoです。
格闘技を長く見ていると、時々「空気が変わる年」があります。
後から振り返ると分かる。
「あの年から流れが変わった」と。
そして今、はっきり言えることがあります。
2026年、日本MMAの歴史は動きます。
■ 平良達郎、ついにUFCタイトル挑戦
まずはここから。
平良達郎のUFCフライ級タイトルマッチが決定しました。

挑戦する相手は現王者ジョシュア・バン。
もちろん王者は王者。
ですが正直に言えば、前王者アレッシャンドリ・パントージャ戦はアクシデント的な勝利でした。
つまり――
絶対王者ではない。
これは大きい。
相性面を考えても、平良にとっては十分に現実的なタイトルマッチです。
日本人初のUFC男子王者。
もう夢物語ではなくなりました。
■ 静かではなく“派手に”戻ってきた堀口恭司
そしてもう一人。
堀口恭司。

UFC復帰後の内容が本当に見事です。
復帰戦はKO勝利。
2戦目もKOになっていてもおかしくないレベルの明確な判定勝利。
危なげなく連勝。
気づけばフライ級トップコンテンダーの一角へ戻ってきました。
世界トップとして再証明した復帰ロード。
さらに状況も追い風です。
同門のパントージャが王座陥落。
タイトル挑戦への道が一気に現実的になりました。
次にもう一つ勝てば――
タイトルマッチはほぼ射程圏。
ここまで戻ってくるとは、正直想像していませんでした。
■ 平良が勝っても、負けても歴史が動く
ここからが2026年の異常さ。
もし平良が王座奪取。
→ 平良達郎 vs 堀口恭司
日本人同士のUFCタイトルマッチ。
日本格闘技史上最大級のカードです。
もし平良が敗れた場合。
→ ジョシュア・バン vs 堀口恭司
日本人初の「2度目のUFCタイトル挑戦」。
そして初の日本人王者誕生の可能性。
つまりどちらに転んでも、
日本MMAの歴史は前に進む。
このどちらのカードでも、年末UFC日本開催のメインとして成立します。
むしろ開催しない方が不自然なくらい。
■ 朝倉海というもう一つの物語
そしてここに必ず絡んでくる存在。
朝倉海。

RIZINから鳴り物入りでUFC参戦。
初戦からタイトルマッチという破格のスタート。
あの瞬間、日本格闘技が世界へ接続した感覚がありました。
しかし現実は厳しい。
そこからいいところを出し切れないまま2連敗。
UFC未勝利のままリリースという可能性すら見えている。
ここで対照的なのが堀口恭司です。
二人はRIZINで2度拳を交え、戦績は1勝1敗。
完全に同格のライバルでした。
それが今――
- 朝倉:UFC生き残り戦線
- 堀口:タイトルコンテンダー
ここまで鮮やかな分岐になるとは、私も予想していませんでした。
もし朝倉が未勝利で去り、堀口がUFC王者になったら。
それはもう、
小説よりドラマチックな筋書き。
脚本なら出来すぎと言われる展開です。
朝倉はフライ級からバンタム級への転向する、とニュースになっていましたが
UFCが認めないんじゃないかな?
そう想像します。
■ もし朝倉海 vs 鶴屋怜が組まれたら
個人的に想像してしまうカードがあります。
朝倉海 vs 鶴屋怜。
鶴屋も前戦を落とし、正直土俵際。

つまりこの試合は、
- RIZINスター
- UFC叩き上げ世代
の生き残りマッチ。
日本MMAの現在地そのもの。
これが日本大会で組まれたら、間違いなく熱い。
■ UFC vs RIZIN、日本市場興行戦争
もしUFCが年末日本大会を開催し、大晦日に興行を打つなら。
それは事実上、
UFC vs RIZIN
日本市場を巡るガチンコ勝負になります。
RIZINが送り出したファイターが、UFCのケージで日本市場を取りに来る。
榊原信行も覚悟していた未来でしょう。
いわば
ダナ・ホワイト vs 榊原信行。
CEO同士のリマッチ(笑)
一度PRIDEで敗れている榊原さん。
選手以上に負けられないのは、実は榊原さんかもしれません。
■ 世界基準という残酷さ、そして美しさ
世界基準は優しくありません。
人気も物語も守ってくれない。
残るのは結果だけ。
だから残酷。
でもだからこそ価値がある。
平良は世界王者を狙い。
堀口は世界トップに返り咲き。
朝倉、鶴屋は生き残りを懸ける。
そして興行同士も真剣勝負。
こんな巡り合わせ、滅多にありません。
■ 格オタ30年として思うこと
PRIDEを見てきた。
日本格闘技の空白期も見てきた。
RIZIN復活も見てきた。
そして今。
日本格闘技がようやく「世界基準」に到達しようとしている瞬間に立ち会っている。
これはちょっと幸せなことだと思っています。
勝敗は分からない。
誰が王者になるかも分からない。
でも一つだけ断言できます。
2026年、日本MMAの歴史は確実に動く。
だから私は、この瞬間を噛みしめながら見届けたい。
格オタ30年として。
今、この時代を見られることを少し誇らしく思いながら。
今日のところは、以上!


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