mutoです。
江口寿史のニュースを見て、胸がギュッと締めつけられました。
私は、彼の描く女性に何度も恋をしてきた人間のひとりです。
おそらく、私だけではないでしょう。
彼の描く女性たちの何気ない仕草の一つひとつが、どこか懐かしく、愛おしい。

それは「線が綺麗」とか「抜け感がある」といった技術の話ではありません。
江口寿史という人は、女性という存在の“心の温度”を描ける、日本屈指のアーティストなんです。
■悪意なんて、これっぽっちもなかったと信じたい
もちろん、無許可のトレースは間違いです。
でも、あの人に“盗もう”なんて意図があったとは到底思えません。
突き詰めると本人のリテラシーが低かった、ということになるのですが
信頼できるマネージャーや法務チームがそばにいれば防げたはずのことでした。
■“個の時代”の落とし穴──自由の裏に潜む孤独
今や、芸能人もクリエイターも次々と独立しています。
「自由にやりたい」「自分の力で勝負したい」──その気持ちは理解できます。
けれど、フリーになるというのは、すべての責任を自分一人で背負うということ。
法務、契約、炎上リスク。
それらを軽視したまま自由を選ぶのは、危うい綱渡りです。
■『リアルワインガイド』を手に取る喜びを、もう一度
私はワインのことはまったく分かりません。
でも、彼の描く『リアルワインガイド』の表紙イラストが本当に好きでした。

あの女性たちは、ワインそのものよりもずっと“ワイン的”だったと思います。
あの絵をきっかけにワインの世界にはまっていった人もきっと多いでしょう。
それほどまでに、彼の絵には人を動かす力があったんです。
■叩くより、守る側に回ろう
私たちが守るべきは、ルールだけではなく、才能です。
描ける人がいなくなれば、文化はやせ細っていく。
江口寿史という才能を、再びキャンバスに向かわせること――
それこそが、今の日本がなすべきことではないでしょうか。
■願いを込めて
いつの日か、彼が描く美少女に、また恋ができる日常が戻ってきますように。
今日のところは、以上!
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