mutoです。
大阪・関西万博が始まって3ヶ月ちょっと。
始まる前は「大丈夫か？」「どうせショボいんじゃ？」と散々言われていたけれど、
いざ開幕してみれば、来場者の声は意外とポジティブだ。
「思ってたより全然楽しめた」「子どもが大満足だった」みたいな感想がけっこう多い。
そういう意味では、なんだかんだで日本って“本番には強い”んだよなと思う。
だからこそ、余計に引っかかるのが松本人志の万博アンバサダー辞任。
あの件、どうしても納得できない部分があるんです・・・。
松本人志の辞任劇──なぜ一言「すみません」が言えなかったのか？
松本人志といえば、ダウンタウンとして一時代を築き、間違いなく“日本の顔”の一人でした。
そして、大阪万博のアンバサダーという大役を担っていたわけです。
ところが、性加害報道が出た直後、芸能活動を休止すると同時に、万博アンバサダーもあっさり辞任。
しかも、明確な説明も謝罪もなし。
「不快な思いをさせたなら申し訳ない」といったテンプレのようなコメントだけ残して、あとは沈黙。
いや、これで済むのか？と、昭和の男たちは思うわけです。
性加害の真偽はさておき、“国益を損なった”のは事実
誤解のないように言っておくと、私は松本氏が本当に何をしたのかなんてどうでもいいと思っています。それは裁判なり文春なり、当事者間で争えばいい話です。
でも一方で、彼が“国の看板事業の顔”としての立場にいたことは紛れもない事実。
その人物が自らの下半身トラブルという理由で表舞台から退場した。
これは、日本の“品格”に関わる話でもあります。
冗談抜きで「恥ずかしい」と感じた人、多かったんじゃないでしょうか。
これで横山ノックと松本人志という師匠クラスの芸人に裏切られたわけです。
関西人は。
吉本興業の“歯切れの悪さ”も納得できない
吉本興業の対応も、正直残念でした。
最初は「事実無根」と全面否定していたのに、数日後には「混乱を招いて申し訳ない」とトーンダウン。
外から見れば、
「結局、どっちなんだ？」
「擁護するのか、切るのか」
としか思えない。
こんな曖昧な対応では、企業としてのガバナンスも信頼されないし、
松本氏自身の復帰の芽すら潰してしまっているように見えます。
別に謝罪しろとは言わない、でも“筋を通す”べきだった
別に、土下座しろとか、涙ながらの謝罪会見を開けとは思っていません。
ただ、「迷惑をかけた。責任を取って辞任します」と、ひと言、きっちり筋を通してほしかった。
その一言があれば、
「プロとしてやるべきことはやった」と多くの人が納得したはずです。
むしろ、潔く辞めたことで株を上げた可能性すらある。
でも今はただ、
「逃げたな」
「責任感がないな」
そんなイメージだけが残ってしまっている。
万博が盛り上がっている今だからこそ、余計に後味が悪い
皮肉なことに、大阪万博は徐々に盛り上がりを見せています。
「しょぼい」と言われたパビリオンも工夫されていて、子ども連れの家族には好評のようです。
だからこそ、松本人志の辞任の後味の悪さが目立つ。
日本が世界に向けて“未来”を見せるプロジェクトで、
“過去の顔”がこんな形で消えていったことが、あまりにも残念。
万博の顔に求められる“覚悟”とは？
万博のアンバサダーというのは、ただの広告塔ではない。
国の顔であり、責任ある立場です。
だからこそ、今回のような辞任劇は「ただ辞めればいい」という話では済まされない。
松本人志という才能を、私は今でもすごいと思っている。
でも、「プロとしての筋を通してほしかった」。
そう思うのは、私だけではないはずです。
【まとめ】昭和の男たちが求めていたのは“ケジメ”だった
万博は成功に向けて進んでいる。
でも松本人志の辞任には、いまだにモヤモヤしている人が多い。
それは、“謝罪”というより**“ケジメ”がなかったから**。
そしてそれは、吉本興業という企業のガバナンスにも疑問符を残してしまった。
昭和を生きた我々が、あの辞任劇にどうしても納得できないのは、
「一言あれば変わったのに」と思ってしまうからだ。
万博の顔を務める者にとっての“覚悟”とは何か。
本人と吉本興業がきちんとケツを拭かないのであれば、
主催者それを問うべきだと思います。
また国民もそれを求めるべきだと思います。
今日のところは、以上！
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