【追悼 鳥山明】ドラゴンボールとドラクエ、そして“アラレちゃん音頭”──世代の記憶に刻まれた世界の至宝

サラリーマンの独り言

2024年3月、世界中に衝撃が走りました。
『ドラゴンボール』『ドラゴンクエスト』『Dr.スランプ』──

数えきれない名作を生み出した漫画家・鳥山明先生が逝去されたのです。

このニュースを見た瞬間、思わず声が出てしまいました。信じたくない…。
もちろん生前から「日本、いや世界の至宝」だと感じていましたが、亡くなられてから、それを改めて痛感しました。


幼少期から続いた“鳥山体験”

幼稚園の頃、私は両手を前に構え、全身全霊を込めて「かめはめ波」を本気で撃とうとしていました。


小学生になると、毎年夏休みは東映漫画祭りで『ドラゴンボール』の映画を観るのが一大イベントに。
スクリーンいっぱいに広がる悟空の戦いに胸を躍らせ、映画館を出た後もしばらく興奮が冷めなかったものです。

やがて連載が進み、ピッコロ、サイヤ人、フリーザと敵がどんどん強くなっていく中で、「悟空はこれから先、大丈夫だろうか?」と本気で心配した日々もありました。
──きっと皆さんもそうだったでしょう?


文化としての鳥山ワールド

先日、子どもの付き添いで町内会の盆踊り大会に行ったときのことです。
会場に流れてきたのは、懐かしの「アラレちゃん音頭」。

https://www.youtube.com/watch?v=qDKSeZtvuZU
私が子供の頃──約40年前から、この曲は変わらず夏の夜に響き続けています。

作品の画や物語だけでなく、こうした日常の風景にまで溶け込み、日本人のDNAレベルに刷り込まれていることを改めて実感しました。


圧倒的な画力とデザインセンス

漫画家仲間からも「人体構造の理解が圧倒的」と評されるほどの画力。
『ドラゴンボール』の迫力ある戦闘シーンを超える作品は、今もそう多くありません。

『ドラゴンクエスト』のデザインも、鳥山先生がいなければ今のような国民的ゲームにはならなかったでしょう。
中でも有名なのがスライムの逸話。
ラフスケッチをあの丸く愛らしいフォルムに仕上げたのは鳥山先生の手によるものです。
シンプルで、誰もが一度見たら忘れられない──そのデザイン力は唯一無二でした。


ドラクエ三巨頭の時代

音楽のすぎやまこういち先生、デザインの鳥山明先生、シナリオの堀井雄二さん。
この「ドラクエ三巨頭」が揃ったからこそ、あの名作は生まれました。

すぎやま先生はすでに亡くなり、そして今回、鳥山先生も…。
残るは堀井雄二さんだけ。
世代を超えて愛される作品を作り上げた黄金時代が、少しずつ遠ざかっていくのを感じます。


感謝とこれから

正直、最近はほとんどゲームをしなくなりました。
それでも、最新作『ドラゴンクエストXII』は、鳥山先生を偲びながらプレイしようと思います。

鳥山明先生、たくさんの夢と勇気を本当にありがとうございました。
私たちは生前からその偉大さを分かっていたつもりでしたが、

今、その喪失を経て改めて痛感しています。
あの頃のワクワクを胸に、これからも作品を愛し続けます。

鳥山明よ、永遠なれ!

今日のところは、以上!

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