mutoです。
「English Adventure?なにそれ?」と思った人。
こう言い直しましょう。
君は“家出のドリッピー”を知っているか?
ここで「うわ、懐かしい……」と感じた人。
あなた、おそらく私と同世代か、少し上です。
平成中期くらいまで、新聞にやたらと大きく広告が載っていた、
あの英会話教材の話です。
English Adventureとは何だったのか(まずは概要)
English Adventureとは、通信販売型の英会話教材です。
分厚いテキスト、カセット(のちにCD)、副教材が月々12回に分けて届く、
いかにも「本気で英語をやる人向け」に見える教材でした。

最大の売りは、物語で英語を学ぶというコンセプト。
- アメリカの大ベストセラー作家
シドニィ・シェルダン 書き下ろし - ナレーションは オーソン・ウェルズ
- 「楽しく学べて、いつの間にか英語が得意科目に」という触れ込み
新聞広告は、大々的に、とにかく豪華でした。
結論から言います
身もふたもないのですが、あんまり意味ない
少なくとも、
「広告に載っているに、英語がペラペラになる教材」ではありませんでした。
理由を順に見ていきます。
物語に引き込まれる?
──物語が、正直弱い
「物語に引き込まれて楽しく学習できる」
広告ではそう言っていましたが、
率直に言います。
物語が、くそしょうもない。
レベル感は絵本。
しかも、かなり初期のやつ。

「数を数えましょう。1、2、3……10できた!」
そんな内容が、ゆっくり、丁寧に、12か月間延々と続きます。
ナレーションがすごい?
──英語が遅すぎる
確かにナレーターは豪華なのでしょう。
ただし、致命的な問題があります。
英語が、異常にゆっくり。
初心者向けとしては親切ですが、
実際の英語とは完全に別物。
これを聞いて
「実戦の英語が聞き取れるようになる」
……それは絶対に無理です。
私はガチのユーザーでした
ここまで読んで
「お前、アンチだろ?」と思った方。
違います。
私は文句を言える側です。
なぜなら──
- 初級:家出のドリッピー
- 初中級:コインの冒険
- 中級:追跡
- 上級:ゲームの達人
全部やりました。フルコンプです。
※家出のドリッピ―はあまりの内容のしょうもなさに途中でやめましたが。
ちなみに追跡もかなりしょうもないです。
(それだけが原因ではないのですが)その結果。
英語がネックで、大学入学を1年遅らせました。
──浪人です。
教材は豪華。
時間もかけた。
「やってる感」もあった。
それでも、英語は伸びなかった。
英語が得意科目に?
──中学までなら、まあ
ここはフェアに言います。
- 中学英語の入口:多少は助けになる人もいる
- 高校英語:厳しい
- 大学受験:鼻で笑われる
教材の豪華さと、
英語力の伸びは、まったく比例しません。
【おまけ】それでも、まったく意味がなかったか?というと……
ここまで散々言いましたが、
一つだけ、役に立った点はあります。
それは「追跡」以降で私がやっていた学習方法。
今で言うところのシャドーイングです。
教材のCDと同じタイミングで音読していました。
細かい発音は怪しい。
意味も、正直分かっていない部分もあった。(笑)
ただし──
英語の“テンポ”と“リズム”だけは、身体に入った。
「あなたは留学経験者ですか?」と言われた話
大学に入ってから、英語の授業で音読をさせられたとき。
先生に、こう言われました。
「あなた、留学経験者ですか?」
一瞬、頭が止まりました。
で、正直に答えました。
「いえ。
英語がネックで浪人しました。
自宅留学生です。」
教室が、少し笑いました。
英語はできない。
でも、雰囲気だけはそれっぽかったらしい。
ちなみに、English Adventureは今どうなっているのか?
結論から言うと、現在は販売されていません。
公式な新規販売はすでに終了しており、
復刻や後継シリーズも出ていません。
今、English Adventureに触れるとすれば、
- 中古市場
- 実家の押し入れ
そのどちらかでしょう。
我が家のものは? 10年以上前に断捨離の対象となりました。(笑)
English Adventureが教えてくれた、唯一の教訓
今なら分かります。
あの教材が教えてくれたのは、英語ではありません。
「豪華な教材ほど、学習の本質から遠いことがある」
英語は冒険じゃない。
地味な作業の積み重ねです。
English Adventureは、私にこう言いました。
英語は“Adventure”じゃない。
Workだ。
……最初に言ってくれ。
ちなみに、私は●CCでもお金を溶かしています・・・。
ごめんなさい、お母さん。(笑)
今日のところは、以上!



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