mutoです。
最新のiPhoneが、平気で13万〜15万円する2026年。

ただ、今から約25年前。
最新のガラケーが1円で普通に売られていた時代がありました。
今の若い人には、ちょっと信じられないかもしれません。
1円です。
「1円端末あります!」という日常
「1円端末あります!」
そんな看板が、
携帯ショップの前に普通に並んでいました。
感覚としては――
本日の日替わりランチの看板のようなもの。

特別でも何でもない。ただ、そこにある日常。
そして私たちは、それを完全に普通のことだと思っていました。
というより当時は、こう感じていた気がします。
端末にお金を払う人なんて、いるの?
いま考えると、かなり極端な感覚です。
着メロとストラップに課金していた日本
着メロやストラップに、
当たり前のようにお金を払っていた平成中期から後期。

あの頃、私たちは信じていました。
日本は、まだ世界の最先端にいる。
小さな画面でネットにつながり、
音楽を買い、画像を送り、月額課金が成立している。
それは確かに最先端でした。
ただし――
日本の中だけで完結した最先端でした。
その外側には、静かに、しかし確実に、
スマホというビッグウェーブが
ひたひたと近づいていた・・・。
でも私たちは気づかないまま、
着メロを変え、ストラップを増やし続けていました。
豊かだったのか。
遅れていたのか。
きっと、その両方です。
それでも、あの端末に縛られていた
もちろん、今のスマホと当時のガラケーの性能は天と地の差です。
いまの若い人が見れば、
あの端末はきっと――
小さく、粗く、不格好で、どう見ても時代遅れの機械にしか見えないでしょう。
それでも私たちは、
そこから離れられなかった。
日本の工業製品のレベル信じていたし、
実際にその完成度は本当に高かった。
――だからこそ。
黒船に対応できなかった。
黒いのタートルネックを着た
一人のおじさんが持ち込んだ、
iPhoneという名の黒船に。

1円の時代と、15万円のいま
いま、スマホは10万円を軽く超えます。
最新モデルなら15万円前後。
「日替わりランチ感覚」とは、
まったく逆の世界です。
むしろ今は、
長く使わないと損をする装置。
乗り換えは自由ではなく、分割と残価に縛られる。
かつての携帯は、
未来を前借りして配られていた。
いまのスマホは、
未来を担保に買わされている。
この違いは、
思っているより大きい。
私はいまもiPhone13を使っている
ちなみに私は、4年前に買ったiPhone13を
いまだに大切に使っています。
もうすっかり、ビックリするぐらい電池の減りは早い。
愛着があるから?
――いや、違います。
高いからです(笑)。
大学生の頃。
1円で最新ガラケーが買えていた時代。
そこから25年で、こうなるなんて。
当時の私は、きっと想像もしていませんでした。
時代、変わりすぎです。(笑)
未来の軽さが消えた
でも本当は、変わったのはスマホの値段だけではありません。
変わったのは、未来の軽さです。
かつて未来は、まだ明るく、まだ軽く、
1円で配れてしまうほど
気前よく信じられていました。
いまは違います。
未来は重く、分割で背負うものになった。
だから思うのです。
1円のガラケーが当たり前だった、あの時間は――
日本が未来を信じられていた、
本当に最後の数分だったのかもしれません。
今日のところは、以上!


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