君は「8cmシングルCD」を知っているか? 小室ファミリーに1000円を上納していた90年代の音楽文化、という話

君は○○を知っているか!

mutoです。

今のようなサブスクや配信が当たり前になる前、
音楽はCDを買って聴くものでした。

Spotify?
Apple Music?

そんなものはありません。CDショップに行き、
お小遣いを握りしめてレジに並ぶ。

それが普通でした。

そんな時代、今ではほとんど見かけなくなったメディアがあります。

8cmシングルCDです。

マキシシングルの前に存在した“小さなCD”

今の若い人がCDを知っていたとしても、
思い浮かべるのはおそらくマキシシングルでしょう。

でもその前に、もっと小さくて奇妙なCDがありました。

直径8cmのシングルCD。

普通のCDは12cmですが、シングルCDはその3分の2ほどのサイズ

今見ると本当に小さい。

若い人が見たら「何これ?」と言うと思います。

実は日本独自の文化だった

ちなみにこのシングルCD、
海外ではほとんど存在しませんでした。

アメリカでは最初から普通サイズのCDシングルが主流だったそうです。

実際、中学時代に海外へ引っ越した同級生が
このシングルCDを現地の友達に見せたところ、

「So cute!」と言われたそうです。

音楽メディアなのに可愛い扱いされるCD。

確かに今見るとちょっとおもちゃみたいなサイズですからね。

私はいくら小室ファミリーに上納したのか

ちなみに私が中学生の頃、このキュートなシングルCDに
いくらお金を突っ込んだか分かりません。

主に小室ファミリーに上納していました。

いや、ファミリーと言ってもヤクザじゃないですよ(笑)

平成初期、ミリオン、ダブルミリオンを連発していた小室哲哉。

彼の売上の一部は間違いなく私です。

そういう意味では私も小室ファミリーと言える。

というか、言わせてください(笑)

下部組織ですが。(笑)

シングルCDの謎仕様

このシングルCD、内容はだいたいこうでした。

1枚 1000円

収録曲は

  1. タイトル曲
  2. カップリング曲
  3. タイトル曲(カラオケ)
  4. カップリング曲(カラオケ)

つまり半分カラオケ。

今思うとこう思いませんか?

カラオケ版、いります?

少なくとも私は
周りでカラオケ版を聴いていた人を見たことがありません。

あれは一体誰のために入っていたのでしょうか。

あの独特すぎるケース

そしてシングルCDにはもう一つ特徴がありました。

縦長のケースです。

台紙とプラスチックの板で出来ていて、
長いジャケットになっていました。

しかもあれ、折りたためる構造だったんですよね。

ただここで疑問が生まれます。

折りたたんでいる人、見たことあります?

私はありません。

周りでも一度も見たことがない。

みんなそのまま収納していました。

カラオケ版と同じくあの仕様、本当に必要だったんでしょうか(笑)

なぜシングルCDは消えたのか

シングルCDは2000年前後に急速に消えていきます。

理由はシンプルです。

マキシシングルが主流になったから。

普通サイズのCDの方が

  • 店頭管理しやすい
  • プレイヤーに入れやすい
  • 収納しやすい

ということで8cmCDは徐々に姿を消しました。

さらにその後

  • iTunes
  • ダウンロード販売
  • サブスク

が登場し、CDそのものが文化から消え始めました。

最後に見たシングルCDは畑に吊るされていた

ちなみに私が
このシングルCDを最後に見たのは、意外な場所でした。

近所の畑です。

鳥よけとしてひもで吊るされていました。

CDは太陽光を反射するのでカラス対策になるそうです。

ただそのシングルCDはすでに傷だらけ。

ほとんど光っていませんでした。

昔はあんなにキラキラしていたのに
最後は畑でぶら下がっている。

なんだか少しだけ時代の終わりを見た気がしました。

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