痛々しさしかない試合──いや、これはもう「催し物」というべきだ。
2025年9月5日、ボクシング界に衝撃ニュースが届きました。
マイク・タイソンとフロイド・メイウェザーが、2026年春にエキシビションマッチを行うことが決定。

かつての世界王者同士の対戦と聞けばワクワクする響きですが、現役時代を知るファンほど「もうやめた方がいい」と感じるのではないでしょうか。
タイソンの“前戦”ジェイク・ポール戦で見えた現実
思い出すのは、タイソンがユーチューバー兼プロボクサーのジェイク・ポールと対戦したあの試合です。
1Rこそ「おっ、アイアン・マイク健在!」と思わせる瞬間はありましたが、その後はスタミナ切れが露骨に見え、パンチも重さがなくなっていきました。
身体つきも“世界最恐の男”というよりは**「銭湯にいる体格のいいおじちゃん」**に近い印象で、
「おじいちゃんをいじめるな!」と思わず叫びたくなるような光景。
あの試合を見て、「これはボクシングではなくショーだ」と感じた人も多かったはずです。
メイウェザーとの試合は“伝説”か、それとも“ビジネス”か
今回の対戦はもちろん公式戦ではなくエキシビション。
- 主催:CSI Sports / Fight Sports
- 開催時期:2026年春予定
- 戦績:キャリア記録にはカウントされない
59歳のタイソンと48歳のメイウェザー。二人とも全盛期の姿とは別人です。
タイソン本人も「健康に害があるだろうが、メイウェザーがやると言ったから決まった」とコメント。
完全に名前と話題性を売りにしたビジネス興行であることは明らかです。
現役選手の凄さを際立たせる“学びの場”
残酷ですが、こうしたイベントの最大の価値は、
**「現役バリバリの世界トップ選手がいかにすごいかを再確認させる」**ことかもしれません。
引退後のレジェンドたちの試合を見たあとに現役選手の試合を観れば、そのスピード・パワー・集中力の差に改めて驚かされます。
そういう意味ではファンにとっての“教材”としては価値があるでしょう。
ファンの選択が興行を変える
このような試合が何度も組まれる理由はシンプルです。
**「見たい人がいて、チケットやPPVを買うから」**です。
レジェンドの名前に惹かれてお金を払えば払うほど、この手のイベントは続きます。
無関心が最大のメッセージ
タイソンもメイウェザーも、ボクシング界に伝説を残した選手です。
だからこそ、晩節を汚すような“見世物”で終わってほしくない。
ファンが「誰に時間とお金を払うか」を真剣に考えることで、この流れを変えることができるのではないでしょうか。
今日のところは、以上!
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