mutoです。
アマゾンプライムで見る事が出来る、おすすめの映画を紹介するシリーズ。
ちなみに紹介するタイトルは、確かに私がアマゾンプライムで見たものなのですが、常にアマゾンプライムで見る事が出来るわけではない旨、ご了承ください。
その20は「ヒトラー最後の12日間」
ほぼヨーロッパ全土を掌握したドイツ第三帝国が崩壊していく様、絶対的権力者であるヒトラーとナチスが追い詰められていく様が生々しく描かれており、勉強になる映画です。
あらすじ ※ネタバレは含まれないようにします・・・。
とはいうものの、歴史を忠実(?)に再現しているので、ネタバレは仕方ないですよね。
タイトルでも「最後」って言っちゃってるし・・。
第二次世界大戦末期のお話。
ヒトラーの秘書として採用されたトラウドゥル・ユンゲから見た、戦争末期のヒトラーとナチスドイツの様子を回想するところからと物語が始まる・・・。
首都ベルリンに迫りくる連合軍に対し、追い詰められたヒトラー率いるナチスドイツは打つ手がない状態。
ナチス高官によるベルリン脱出を提案されるヒトラーであったが、その申し出は却下される。
そんな中、ヒトラー誕生祝賀パーティーが開催されるナチス本部。
もはや万策尽きた状態のナチスでは、迫りくる運命から目をそらすべく快楽にふけるもの、最後の最後まで徹底抗戦をするべき!と主張する者、自ら命を絶つ者と収拾がつかなくなってくる。
そしてついに、ヒトラーは正式に妻となったエヴァとともに自ら命を絶つのであった・・・。
感想
戦争により一つの国が崩壊する様を、その国の中枢部からの視点で克明に描いている作品。
認めたくはないものの、「敗戦」という動かしがたい事実に直面した時、その国のトップがどのように追い詰められていくのかが表現されています。
子供に自決用の毒薬を含ませる母親、国の洗脳教育により、最後まで母国の勝利を信じ死んでいった少年少女兵たち・・・。
戦争にまつわるそのような悲惨なエピソードも、多く出てきます。
我々日本人は、日本の敗戦直前の混乱については様々な小説、映画等で学ぶ機会がありますが、なかなかドイツの当時の状況を知ることは少ないと思います。
勿論、映画なので、実際よりかなりソフトに表現されていると思いますが、それでも知ると知らないのは全然違うわけで。
少なくとも教科書では絶対に書かれていないエピソードから、当時の状況をヒシヒシと感じる事が出来ます。
ヒトラーやナチスドイツの評価、という視点ではなく、敗戦による亡国の状況を学ぶためにお勧めする映画です。
今日のところは、以上!
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