アマゾンプライムおすすめ映画 その10「グリーンブック」

アマゾンプライムお勧め映画

mutoです。

アマゾンプライムで見る事が出来る、おすすめの映画を紹介するシリーズ。

ちなみに紹介するタイトルは、確かに私がアマゾンプライムで見たものなのですが、常にアマゾンプライムで見る事が出来るわけではない旨、ご了承ください。

第10回目は「グリーンブック」

公開時から評判が良いことは知っていたのですが、タイミングが合わず映画館ではつい見逃してしまっていました。

改めてアマプラで見て、本当に良い映画だと思いましたので紹介させていただきます。

あらすじ ※ネタバレは含まないように注意します・・・。

1960年代のアメリカ。

イタリア系アメリカ人でバーの用心棒として生計を立てていたトニーは、勤め先の改装のため職を失ってしまう。

新しい職を探すトニーに紹介された仕事は、アフリカ系アメリカ人ピアニストであるドンの8週間にわたるコンサートツアーの運転手兼世話係。

生まれも性格も大きく異なるトニーとドン。

衝突ばかりしていた二人ではあるが、やがてそれぞれのバックボーンを理解し互いの距離を縮めていく。

当時のアメリカは黒人差別が色濃く残り、まだまだ黒人が自由に旅する事が出来ない。

黒人が利用できるのは「グリーンブック」と呼ばれるガイドブックに載っている施設のみだった・・。

感想

第91回アカデミー賞で作品賞を受賞したこの映画。

なるほど、評判に違えず良い映画です。

当時のアメリカの黒人に対する不当な扱いがとても分かりやすく描かれており、本当に勉強になります。

「大統領の執事の涙」でも書きましたが、こういった差別が公然と行われていた事実と、この差別撤廃に向けて戦い続けた方々の歴史を、我々はもっと学ぶ必要があると思います。

一流ピアニストでありながらも、黒人であるという事だけで不当な差別を受けざるを得ないドン。

しかし、彼は常にピアニストであり、黒人である自分に絶対の自信を持ち、気高く振る舞います。

私も含め、多くの人間は差別を受けたり、不自由な境遇や不幸な出来事が続くとどうしても卑屈になってしまいがちですが、どんな状況においても自分を失わずに生きていく素晴らしさをこの映画で学ぶ事が出来ます。

周囲につられ、黒人に対して不当な差別を疑問も持たず行っているのは教養があるとされる白人たち。

対して一見粗野に見え、学が無いトニーこそが、ドンの本当の価値を認める事が出来たという皮肉。

人間の本当の価値とは何なのかが考えさせられる、良い映画でした。

今日のところは、以上!

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