mutoです。
アマゾンプライムで見る事が出来る、おすすめの映画を紹介するシリーズ。
ちなみに紹介するタイトルは、確かに私がアマゾンプライムで見たものなのですが、常にアマゾンプライムで見る事が出来るわけではない旨、ご了承ください。
第9回目は「ブラックブック」
2時間25分と少々長めの映画なのですが、物語の展開が早く、かつドキドキする見どころがたくさんちりばめられているのであっという間に見終えた感じがしました。
この映画は史実を元に作られているとのこと。
一言で言うとナチス占領下におけるオランダレジスタンスに協力するユダヤ人女性の話なのですが、戦争の残虐さ、人間の愚かさを残酷なまでにあぶり出すと同時に、登場人物による騙し合いによるスリルをこれでもか!というほど味わう事が出来ます。
歴史の勉強にもなりますし、是非見てみて頂きたい映画です。
あらすじ ※ネタバレは含まれないように注意します・・・。
第二次世界大戦が終わりに差し掛かる1944年、ユダヤ人のラヘルは一家とともにオランダに住んでいた。
ユダヤ人逮捕から逃れるべく秘密裡にオランダ南部へ逃避行中、一家はナチスドイツに見つかりラヘルを残し、全員射殺されてしまう。
復讐を誓うラヘル。
対ナチスドイツのレジスタンス活動のため、ブロンドに髪を染め、エリスと名前を変えたラヘルは、ナチスドイツの上級将校に近づいていく・・・・。
感想
「トータル・リコール」「氷の微笑」などのヒット作品を産み出したオランダ人監督ポール・バーホーベンの作品。
Wikipediaを見ると、
「25億円をかけたオランダ映画界始まって以来の大作となったが、オランダだけでは資本調達ができずフランス、イギリス、ドイツ資本からも資金提供を受けた。」と記述がありました。
おそらく「母国の悲惨な歴史を残したい」という、並々ならない気持ちで取り組んだ作品なのだと思います。
題材としてはオランダの陰惨な歴史を描いた戦争映画なので少し不謹慎かもしれませんが、正直に言うとエンターテイメントとしてもかなり面白かったです。
「復讐のために女を使い、敵の上級将校に近づきレジスタンス活動に有利な情報を引き出す・・。」というよくある設定なのですが、本当にストーリが良く練られており、最後の最後までドキドキしっぱなしでした。
また、「人間として正しく生きることの尊さと難しさ」について考えさせられる映画となっています。
コロナ禍が続く現代。
なかなか難しいのですが、「人間として正しく生きる」ことを行動の指針としたいと痛感させられた映画でもあります。
今日のところは、以上!
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