mutoです。
気づけば秋の風物詩となったハロウィン。
スーパーやコンビニはオレンジ色のポップであふれ、ハロウィングッズが山積み。
うちの近所のスーパーなんて、柿を「ハロウィン商材」として売ってたんですよ。

↑これはイメージです。
なかなか商魂たくましい・・・。(笑)
日本のハロウィン市場は1,300億円規模──しかしピークは2016年?
ちょっと前のデータですが、日本のハロウィン市場は約1,300億円規模。
バレンタインやホワイトデーと並ぶ商業イベントの一つになっています。
しかし意外にも、市場規模のピークは2016年の約1,345億円で、その後は緩やかに減少傾向。
年 | 推計市場規模(日本) |
---|---|
2016年 | 約1,345億円 |
2017年 | 約1,305億円 |
2018年 | 約1,240億円 |
2019年 | 約1,155億円 |
コロナ禍を挟んで消費行動が変わり、「購入者あたりの単価は上昇しているが、購入率は減少」というデータも出ています。
“盛り上がりすぎたイベント”から、今は成熟期に入ったと見るのが正しそうです。
渋谷は「お断り宣言」へ──条例で夜の飲酒も規制
毎年のようにニュースで取り上げられる渋谷のハロウィン。
2023年にはついに「お断り」宣言を公式に出しました。
背景には、
- 数十万人規模の来街者
- 路上飲酒やゴミ問題
- 軽犯罪やトラブルの多発
といった実害が積み重なった現実があります。
渋谷区は2019年6月に「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」を制定。
もともとはハロウィンや年末年始など特定期間のみ公共の場所での飲酒を禁止していましたが、
2024年の条例改正で
- 午後6時〜翌朝5時まで通年で公共の場所の飲酒を禁止
- 禁止区域も駅東側やナイトクラブ街まで拡大
と、より厳しい規制を施行。
来街者数はある年の予想6万人から実際は1.5万人まで減少したという報道もあり、
呼びかけと規制で人の流れを制御する効果が出ていることがわかります。
アメリカで見た本場ハロウィンの空気感
ここで視点を海外に移してみます。
ハロウィンの時期にアメリカへ出張したことがあるのですが、スーパーには「飾り付け用のかぼちゃ」が大量に並び、街全体が“ホラー仕様”に。
でも、日本でよく見るような大人向けのコスプレ衣装売り場は見当たらなかったんですよね。
印象的だったのはレストランやショップの本格的な装飾。
クモの巣やゾンビ人形がリアルすぎて「怖い」と思うレベルでガチでした。
アメリカではハロウィンは子どもたちのイベントであり、街全体の“ホラー演出”。
仮装イベントというより、ホラー体験を楽しむ文化という印象でした。

大人のコスプレ文化は海外からどう見える?
そこでふと思ったんです。
欧米の方から見たら、日本のハロウィンってどう映るのだろうと。
たぶん、アメリカでお正月に現地の人たちが“バカ殿”の格好で大騒ぎしていたら感じる違和感に近いんじゃないでしょうか。

コントを通り越して、むしろホラー(笑)。
それくらいちぐはぐで、独自に進化(いや退化?)した文化に見えると思います。
イベントは有料化・エリア管理の時代に?
渋谷の例を見ても、「無料で誰でも騒げる」スタイルは限界が近い気がします。
海外のイベントのように有料化・管理を徹底して、
- 参加者の質を上げる
- 警備や清掃費を運営費でまかなう
という仕組みにした方が健全でしょう。
お祭り感は保ちつつ、街の迷惑にならないイベント設計が必要です。
そもそも
大の大人が仮想をしてワーワー騒ぐ絵面自体
私は痛いと思っています。
ハロウィンは子供の仮想だけで良いのでは?
と強く思います。

マスコミもコスプレをしている大人を煽り気味に報道する姿勢を
そろそろ変えてほしいですね。
今日のところは、以上!
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