mutoです。
今日はですね……
優待生活のレジェンド・桐谷さんに憧れ、
爪に火を点すように節約しながら日本の高配当株を1株ずつ積み上げてきた皆さんの代弁者 として、
私が勇気を振り絞って書いています。
そして正直に言います。
この記事を書くことで、私は“闇の勢力に消されるかもしれない”という恐怖をおぼえています。
なぜなら、
企業が値上げで利益だけはしっかり取り、
優待だけはちゃっかり据え置くという“触れてはいけない領域”
に踏み込むからです。
でも、桐谷さんの優待生活を守るため、
そして私とあなたの積み上げ人生を守るため、
あえて書きます。
■ 地道な積み上げの果てに、ようやく単元到達
私はこれまで、
- 外食を厳選し、
- ポイントは命のように拾い集め、
- コンビニの誘惑は“視界ノイズ”としてスルーし、
- 華奢な1株買いをひたすら続けてきました。
その積み上げの結果、ついにいくつかの銘柄が 単元株に到達。
「これで優待だ!」「積み上げありがとう!」
そんな小さな幸せを噛み締めていたのに……。

■ その努力を踏みにじるように、優待がしょぼくなっている
象徴的なのがこちら。
単元に到達すれば“3000円相当の自社商品詰め合わせ”が届く某・日常消費財メーカーの優待。
箱を開けた私は固まりました。
「……去年より明らかに薄い。」
そして、去年まで入っていた“あの1品”が消えている。
これはあなたの気のせいではありません。
■ 真犯人はただ一つ
“値上げ非連動”によるステルス値下げだ
企業はこの数年、怒涛の値上げラッシュです。
- 原材料高
- エネルギーコスト
- 物流費
- 為替
- そして若干の便乗値上げ
200円の商品は250円に。
300円の商品は380円に。
では優待額は?
「はい、3000円のままです(きっぱり)」
いやいやいや。
3000円で“買える量”が減ってるんですよ。
だから優待はしょぼくなる。
これがすべてです。
これは企業の気まぐれでも、あなたの思い込みでもない。
ステルス値下げが、優待の世界にまで侵入しているのです。
■ 優待は“価値が固定された制度ではない”
優待額は多くの場合、希望小売価格ベース。
だから値上げされれば、3000円は単なる数字になり、
実質的にはどんどん目減りする。
その結果、起こることは決まっています。
- 詰め合わせが薄くなる
- 安価な商品に差し替えられる
- なぜか“数量がひそかに減る”
- 去年まであった商品が消える(あるある)
つまり、
優待だけがインフレの荒波に放置されている。
■ 図式化すると、完全にこうなる
企業
「原材料費高騰なので値上げします!」
株主
「……では優待額も?」
企業
「3000円のままです(不動心)」
この瞬間、私は悟った。
“値上げだけ反映、優待だけ据え置き”という構造はどう見ても誠実ではない。
少なくともこの姿勢を続けるのであれば「株主に還元する」という
企業レポートのよくある文言は削除していただきたい。

■ 私が言いたいことはただひとつ
値上げしたなら、優待額も連動して増額すべきだろう。
豪華にしろと言っているわけではありません。
- 値上げの利益は企業が得て
- 優待の劣化だけ株主が負担
これはもはや、優待ではなく……
“優待を名乗るステルス値上げ”です。
■ このままなら、私は乗り換える
1000株積み上げた努力は本物です。
応援の気持ちも本物です。
しかし、
応援と盲従は違う。
企業が優待価値の維持を放棄するなら、
こちらも高配当銘柄へ静かに資金を移すだけ。
これは正当な投資判断です。
■ 最後に──闇の勢力に怯えつつ、決めの一撃
間違いなく消されそうですが、あえて言います。
値上げだけ反映して、優待だけ据え置く。
そんな仕組みは“優待ごっこ”であって、優待ではない。
次の優待で、企業の真意が見えます。
私は、桐谷さんの自転車より速くチェックします。
(※闇の勢力に消されなければ、またブログを書きます。)

今日のところは、以上!


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