【UFCフライ級大混乱】平良達郎がモレノ撃破!王者陥落の波乱で、まさかの「日本人同士タイトル戦」が現実味を帯びてきた、という話

サラリーマンの独り言

mutoです。

UFC323にて平良達郎が、日本人初のUFC王者へ向けて大きな一歩となる歴史的勝利を挙げました。
そして同じ夜、安定政権を築くと思われていたフライ級王者パントージャがまさかの陥落。

この二つが同時に起きたことで、UFCフライ級は一瞬にして“再編フェーズ”へ突入しました。

まず、フライ級5位の平良達郎が、元王者で現2位のブランドン・モレノを 2RKOで鮮烈KO。
初黒星からの2連勝で完全復活し、「世界トップに本当に通用するのか?」という問いに、技術と結果で答えを出しました。

一方、長期政権を築くと見られていたアレッシャンドリ・パントージャが、挑戦者1位ジョシュア・ヴァンに敗北。
まさに「王座崩壊」。階級の序列が根底から揺らぐ衝撃の結末でした。

もう一度言いますが──本当に格闘技は何が起きるか分かりません。

■ 平良達郎は「若さ」という最大級のアドバンテージを持つ

平良の武器はフィニッシュ力、組の強さ、判断の速さ……どれも一級品ですが、実は一番のアドバンテージは 若さそのもの です。

  • ダメージ蓄積が少ない
  • 負けても立て直す回復力が高い
  • 成長曲線がこれからさらに伸びる

トップ勢は完成度こそ高いものの、ピークを越えている選手も増えている中、
平良は「未来込みで強い」ファイターです。
今回の勝利は、その強さが世界レベルでも通用することを証明しました。

■ パントージャ敗北が堀口恭司に与えた“最大の追い風”

ここが今回の最重要ポイントです。

UFCに復帰、激勝した堀口恭司はアメリカントップチーム(ATT)所属。


つまりパントージャが王者である限り、同門対決の問題でタイトル戦が組まれない可能性が高かった のです。

しかし──

パントージャが王座陥落したことで、この壁が完全に消滅しました。

堀口にとってはタイトルロード再浮上の追い風そのもの。
ランキング8位に復帰したこともあり、あと2勝ほどでタイトル戦線が見える状況に戻っています。

平良の台頭と、パントージャ陥落による堀口のルート確保。
この“二つの物語”が同時に走っている現在のフライ級は、日本人ファンにとって過去最高のタイミングと言っていいでしょう。

■ これからの「激アツすぎる」シナリオ

今回の大混乱によって、現実的に見える未来が二つあります。

● シナリオ①

平良がヴァンから王座を奪取し、堀口が上位ランカーに2勝ほど重ねる。
結果、日本人同士のタイトルマッチが実現。

→ UFC史上初の日本人対決タイトル戦。これは震えます。

● シナリオ②

平良がヴァンに挑戦するも惜敗。
その後、堀口が勝ち続け、敵討ちとしてヴァンの王座に挑戦。

→ 物語としては完璧すぎる展開。日本格闘技史に残る瞬間です。

どちらに転んでも激アツ。
こんな未来が“現実の射程距離”に入ってきたことこそ、今回の最大の衝撃です。

■ もちろん、UFCはそんなに甘くない

ただし、浮かれているだけでは見誤ります。

  • 堀口が連勝できない未来
  • 平良が怪我で足踏みする未来
  • 他ランカーの台頭で順番が狂う未来

全部、普通にあり得ます。

でも、だからこそ格闘技は面白い。
不確定だからドラマが生まれる。
読めないからワクワクが尽きない。

UFCフライ級は今、その“不確定性”が最大限に膨らんだ状態です。

■ 今、フライ級が最も面白い理由

  • 平良の若さと勢い
  • 堀口の経験と物語性
  • パントージャ陥落による階級再編
  • 王座の移動で日本勢に道が開けたこと

これらの要素が奇跡的に重なり、
日本MMA史上もっともエキサイティングな瞬間 が訪れています。

タイトル戦は遠いようで近い。
近いようで遠い。
その絶妙な距離感が、今のフライ級を最高に面白くしています。

この先の展開がどう転ぶのか──。
全ては、格闘技の神様だけが知っています。

ちなみにUFC初参戦で朝倉海がタイトルマッチに挑んだこと、もう誰も覚えていませんね。(笑)

今日のところは、以上!

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